1日2時間の太陽光が 子どもの眼を守る
近視の増加
最近 世界的に近視が増加しています。
中国、香港、台湾、韓国、日本、シンガポールといった東アジアの国々で近視が急激に増加し、10代の近視の割合は80%以上になっています。
日本でも増加していて 東京の区によれば 小学生で70%が眼鏡を使用しているようです。
近視増加の原因は
近視は近くを見すぎることで起こります
読書やパソコン、携帯、スマートフォン、などを
長く見続けている生活を送っていると近視が進みやすくなります。
1日2時間の太陽光が 子どもの眼を守る
ヨーロッパを中心に近視を予防する研究も進んでいます。
長年の調査研究の結果、明るさ1000ルクス以上の光をI日2時間以上(週11時間以上)浴びた子どもは、近視になりにくいことが解ってきました。
1000ルクスは室内では無理です。 屋外なら木陰、庇(ひさし)の下、建物の影でも大丈夫です。
室内 300ルクス
窓際 800ルクス
野外日陰 1,000ルクス以上
野外日向 10,000ルクス以上
ヨーロッパの小学校では
お昼ご飯を野外で食べたり 体育の授業を体育館ではなく野外でしたりしています。
それでも1日2時間は無理みたいです。そこで、理科の時間に野外観察を多くと入り入れたり、 社会科の野外研修を少し無理して増やしたりして 1日に2時間を目標にしているようです。
日本では
日本は世界の中でも この分野の研究が遅れています。文部科学省は令和2年4月より小学校で 本格的に「近視問題」に取り込むと 発表していましたが、 どうやら コロナで話が飛んでしまったみたいです。
浄福寺幼稚園では
開園以来 70年間 「子どもは外で元気に遊ぶのが健康」という考えのもとに 外遊びを大切にしてきました。野外環境を充実させることにより、開園以来70年間、1日2時間の野外の時間をほぼ実現しています。
外で遊べる環境の整備
夏に涼しい運動場
浄福寺幼稚園には 4m以上の大きな樹木が50本。2~3メートルの木が50本。夏は運動場の70%が大きな日陰になります。涼しくて真夏でも運動場で遊べます。
冬に暖かい運動場
冬になると樹木の葉っぱは落ちて、暖かい日差しが運動場中に当たります。 ポカポカ暖かく 真冬でも運動場で遊べます。
魅力的な野外
園舎の東側に移動すると 広大な草原が現れます。第2運動場は全面草原で 充実した自然環境
虫捕りをしたり お花摘みをしたり 自然遊びの宝庫
裏庭でかくれんぼ 土管の中があやしいぞ
お花が一杯咲いてるね^^
ダンゴムシを発見
広大な運動場
第一運動場は40m×30mの大きな砂場です。砂場もありますが全体に沢山の砂を入れています。
大きなお山が出来た^^
春の小運動会 保護者の皆様は 日陰で観戦
第1運動場は 中央部分以外は 総て木陰です。
おしゃべりしながら 木陰で鉄棒
力を合わせて河を造ろう
大屋根の日陰で 絵を描こう