第2話 フランス パリ近郊 チアール幼稚園の遊具

チアール幼稚園へ向かうのバスの中

「どんな遊具が有るんだろう」

「カラフルな遊具があるんじゃないか」

胸を膨らませながら 色んなお話をしながら園へと向かいました。

幼稚園の門をくぐると 「あ~~~」と落胆の声を上げました

遊具が殆ど無かった

唯一あった遊具は車のタイヤです。 写真の真ん中の右の方に写っているように 車のタイヤが置いてありました。 又、写真左上に写っているように タイヤが少し積んであり 子ども達が登っていました。

「何故 遊具がないのですか」と質問すると

「園児がケガをするたびに 遊具を撤去していくと 遊具がゼロになってしまいました」と答えが返って来ました。

  

運動場に土が無かった

地面に土は全く無く 「ラバー」といって 厚いゴムが表面に張り付けてありました

「何故砂や 草原でなく ラバーなのですか?」と質問すると

「衛生的でないからです。転んで怪我をするからです」と答えが返って来ました。

  

砂場は無かった

園庭に砂場は無く 各教室に 幅1m×奥行50cm×深さ20cmくらいの箱の中に サラサラの精製した白い粉が入れてあり それが砂場の代わりのようでした。

「砂場は何故ないのですか?」と質問すると

「砂場は衛生的でないです 消毒をした白い粉で遊んでいます」との答えでした。

 

危ない遊具の基準

チアール幼稚園から滞在中のホテルに帰るバスの中で、遊具の問題について話し合いました。

「近い将来 日本の幼稚園の園庭も 遊具が無くなってしまうかもしれない」

「今のうちに対策をたてるべき」等色々話し合いました。

  

日本に帰ってから

日本に帰ってから私は 

危ない遊具 安全な遊具の 基準を作る必要があると思いました。

海外教育事情視察記 第3話に「危険な遊具・安全な遊具」を書きます。

  

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