第13話 入母屋(いりもや)は いいね!

入母屋とは?

日本の伝統的な屋根の形の一つです。お寺の屋根によく使われています。

上の写真は浄福寺の幼稚園の向かいにある釈迦堂です。屋根は「入母屋」です。

歴史的検証 日本の屋根の歴史
プロジェクトが始まった初期に 色々な理論を本やネットで調べました。今回は「日本の屋根」について調べました。調べたことを 下に書きます。

日本の代表的な屋根の種類

日本には古来より色んな屋根があります。 その中で代表的なものが上図の3種類です。

  

切妻(きりずま)

上の写真は浄福寺の黒門を入って右手にある旧湯殿(お風呂)です。屋根は切妻です

切妻の特徴

●シンプルで 施工費用が安い

●屋根裏の換気がし易い(屋根の△の部分に換気口を付けられる)

●庇(ひさし)が2面のみ 夏の日射を防ぎにくい

  

寄棟(よせむね)

上の写真は浄福寺の墓地の入口にある地蔵堂です。屋根は寄棟です。

寄棟の特徴

●屋根裏の換気がしにくい

●庇(ひさし)が4面にあり涼しい

  

入母屋(いりもや)

上の写真は浄福寺の幼稚園の向かいにある釈迦堂です。屋根は「入母屋」です。

入母屋の特徴

●上部が切妻 下部が寄棟 両方の良い面をプラスした屋根

●複雑なので 施工費用が高い

●屋根裏の換気がし易い(屋根の△の部分に換気口を付けられる) 

●庇(ひさし)が4面にあり涼しい

  

日本・東南アジアに適した屋根

高温多湿の日本や東南アジアには 「入母屋」が適している

屋根裏の換気がしやすく 庇が4面にあり 夏に涼しい屋根です。

  

浄福寺幼稚園旧園舎 きく組の問題点

きく組の園舎の南側にプールがあり 樹木が植えられません。日中 建物の南側(プール側)の壁に太陽光がまともに当たり 少し暑い保育室でした。

   

浄福寺幼稚園 きく組の改善点

新築した際に 建物の南側(プール側)の屋根を切妻から入母屋屋根に変更しました。

入母屋にして 庇(ひさし)が出来たので 壁に太陽光が当たらなくなりました。 

(写真は4月の午前12時前 壁のかなり下まで庇(ひさし)の影になっています)

きく組は 涼しく快適な保育室になりました。

  

第7話 うちわで扇げば 何故涼しい?

第8話 地窓は いいね!

第9話 雁行(がんこう)は いいね!

第10話 袖壁(そでかべ)は いいね!

第11話 ルーバーは いいね!

第12話 大屋根は いいね!

  

幼稚園を涼しくするプロジェクト